「離活」時代

最近は「就活」だの「婚活」だの「離活」だの、
いい年こいたとっくに成人しているのに「男子」だの「女子」だの、
なんでもひとくくりにするのが流行らしい。

ともかくこれ読みました。
新書ばかりで、、、、。↓



商売柄、離婚には毎年何件か関わっております。

私のところにご相談に来るケースは、
それほどもめる要件も無いだろう、というケースでして、
比較的婚姻期間の短い方が多いです。

婚姻期間が長くなったり、家が共同名義でまだローンの支払いが残っていたり、
などになりますと、争うことも多くなり、
なかなか「協議書」をサクサク作成して一件落着、というわけにはまいりません。

この本は、主に女性に視点をあて、具体的な２７例を取り上げてますが、
確かに女性は現実的になっています。

あらゆる情報を収集して、自分に不利になる離婚を極力排除しようとします。
離婚後の人生について、女性のほうが希望を持って設計するケースが多いようです。

かつては、「離婚する」こと自体に全力をつくし、
「離婚後の自分」という図まで描くことなく、
やみくもに突っ走る方も多かったと思いますが、
これだけ身近になってくると、将来の選択肢の一つ、
として準備することも必要になるのかもしれません。

が、それにしても、もう少し辛抱というか、我慢というか、
歩み寄りというか、助け合いというか、
そういったものの介在も必要なんじゃぁないでしょうか。

古い？


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新書と日本人

最近、「日本人とは」とか、「日本とは」というテーマの新書が
やたらに目に付く。
自分もそういった興味が有るせいもあるのだろうが、立て続けに読んだ気がする。

たとえば

とか、 など。

日本人のうわさ、のほうは、いつぞやもヒットした世界での日本人関連ジョーク本的なものより、もう少しリアル。
都市伝説的な噂もあるが、世界のどこでそのようなうわさをされているのか、
なぜそのような日本人観が広まっているのか、
その土地土地の情勢を踏まえて説明されている。

日本は識字率も高い国で、世界のどこへでもテレビが入っていくため
比較的各国の情報は現実的に捕らえているほうなんだと思う。
しかしやはり自国に都合よく情報をすりかえていることは確かで、
他国について把握している情報が必ずしも正しいとは限らないし、
自分の信じている他国に関することが、実際は都市伝説の類であることもありうる。

自分が接する他国の情報と、他国に対しての日本人としての責任と、
そういった観念みたいなものが、グローバル化の根底に必要なのだろう。

「食欲」のほうは、データの比較です。
それにより、日本の食糧事情が見えてきます。

データだけ見ると、鳥でも豚でも、結構生産しているし、
卵に至っては９６％も自給しているようなのだが、
この卵を産む鶏が、ほとんど輸入されているんだそうです。
だから日本で生まれた卵でも、国産ではない、ということ。

豚もそうです。飼料がほとんど輸入物だそうで、だから自給が低下します。

それにしても日本人は食べなさすぎ。
これだけ食べてないのに、輸入量に関してはいずれも相当な数字をたたき出しているわけで、
これは食生活から農業政策を見直すべきなのではないか、
など、いきなり評論家になったのでした。


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フィギュアについては、、、、あえて言及しません。

ルポ 貧困大国アメリカⅡ

以前に投稿した「貧困大国アメリカ」、追跡版が話題になっている。
↓


オバマ就任後、「チェンジ」実現後のアメリカがどうなっているか、
ということです。

オバマ大統領は、就任前、その卓越した演説力とカリスマ的な魅力を武器に、
政策については、ブッシュの取ってきた「小さな政府」主義ではなく、
国民皆保険の実現や、経済の振興など、
特定の金持ち以外に目を向けた政策を訴え続け、
オバマ大統領の実現は、アメリカの中流以下の人々の生活をより楽にする方向に向かう、と思われておりました。

しかし実際には、オバマに献金している企業や団体が優遇される法案が成立し、
イラクやアフガンからの撤退は先送りにされ（これ、戦争により利益を受ける企業の圧力のようです）、
「チェンジ」から１年がたっても、貧しい人はより貧しく、
助けを求める人への救いの手はより少なくなっているのが現状だそうです。

大学進学の為に学生自身が学資ローンを背負い、
医療制度を利用する費用をまかなうため医療ローンを背負い、
容赦ないリストラにあって職を失えば、高額のローンに押しつぶされて簡単にホームレスに転落し、
治安維持の名のもとに警察からのホームレス狩りにあう、、、、。

なんともすさまじい、先進国アメリカの姿であります。

翻って日本も、「政権交代」の名のもとに、
あれもやります、これもやります、これもあげます、それもあげます、
「国民第一！！」と威勢のいいことをのたまわって、
結局、政局第一、御身第一、、、、という実情では、
これからの見通しが明るいものになる、とはとてもいえません。

もっといえば、やっぱりこのアメリカの例もそうですが、
次世代への先送り、という事実が一番心配になります。

日本がアメリカのようになる、とは言い切れませんが、
同じような足跡をたどりつつあるところが垣間見えると、
なまじのホラーより怖いです。

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ワタクシは、もちろん民主党に入れておりません。

口約束と贈与（特上カバチvol20）

またしても「特上カバチ」。

ドラマ放映されているから、最新刊が出ているだろう、と思い、
本屋をチェックしたらありました。

　口約束による
金銭消費貸借契約（お金の貸し借りです）は有効かどうか、
また、贈与契約との関係はいかに、
といったようなことがテーマのようですが、
それについては、内容証明屋.netにも説明しております。

同様のご相談はかなりポピュラーなご相談の部類で、
この漫画と同じように「元彼にお金を貸したのに返してくれない」
というご相談が圧倒的に主流です。

女性のほうがお金の貸し借りにシビア、ということもあるでしょう。
が、逆に女性のほうが情にほだされて、頼まれるといやといえない、
ということもあるのかもしれない。

これなども、リスク管理意識として、
返済されなくてもあきらめられる金額が、ぎりぎり貸してもいい金額、
という認識をしておいたほうがいいようです。
ネットオークションと同じですな、詐欺にあってもあきらめられる範囲。

とはいってもなかなかそう割り切れないのが実情で、
だからそういったご相談も後を絶たないわけでありますが、
それにしても、本編の解決法、
それはないでしょう、、、、、というオチです。

全部言うと何ですが、キーワードは「未成年」。
これはないです。

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日本メダル７個予想だそうですが、いくついけるか。

このミステリーがすごい：犬の力

久しぶりにどっちゃりと雪が降った。
我家でも下屋（１階の屋根のこと）の雪下ろしを（夫が）敢行したが、
それこそ何年ぶりのことだったろうか。

で、久しぶりに読んだ本など。

最近のマイブームになっているのは、
１２月に発行される「このミステリーがすごい」を購入し、
外国部門のトップランキングの中から面白そうなものを選んで読むことなのだ。

ことしはスウェーデンの作家の三部作「ミレニアム」が
前評判ぶっちぎりだったらしいが、
それをおさえて、ドン・ウィンズロウの「犬の力」が堂々の一位。


読ませていただきました。

今まで読んだことの無いジャンル。麻薬戦争です。

メキシコが舞台となり、麻薬取引で財を成すマフィアたちと
アメリカの麻薬捜査官との壮絶な戦い、というネタです。

メキシコマフィアなので、残虐なシーンも多々でてくるし、
麻薬なので、取引の額とかスケールとか大きくて、
登場人物も多いのだけれど、こちらの想像を超える展開なので、
ハラハラドキドキ感はたっぷしです。

これを読んでいると、「ゴッドファーザー」を観たくなります。
近々ＤＶＤ、借りてくる予定です。

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これ読んでいると、メキシコのジニ係数が気になりました。
やはり、上位１０％の富裕層の占める所得の割合は４３％！！
世界各国をジニ係数順に並べてみた