翔がごとく（やっと読了！）

息子その2の置き土産。
一気呵成に読み上げる、ということはできず、
司馬遼先生の筆のように、ワタクシもあっちにいったりこっちにいったりしながら、
それでもやっと昨日読了いたしました。

西南戦争が始まってから、しばらく違う本読んだりして、
気になっていながらも食指が動かなかったのが、
「日本の中枢の崩壊」を読んで、
今の日本は江戸時代に似たものがあるんじゃないか、
なんて思ったら、西南戦争直後の日本が描かれているのかどうか、
むしろ、西郷が死んだあと、大久保はどう動いたのか、
なんかがきになって、ようやっと終了しました。

西南戦争そのものが主題なので、
西郷が死んだあと日本がどうなったかというのは、
また別の本によるしかないわけなのだが、
大久保がどう動いたか、ということよりも、
大久保が斃されるところまで書いてくれたところが、
西郷と大久保は二人でひとつ、という認識があるのだろうなぁ、
と、少し納得。

もちろん薩摩人には、今でも大久保は嫌われ者なんだろうが、
ワタクシは好きです、大久保利通卿。

司馬遼先生は、この時代の志士たちを評して、
何度も「幼稚」とか「稚拙」とか表現しているが、
たしかに荒削りであることや、知識が無いことは否めないが、
では、ワタクシたちは、そこから進歩しているのだろうか、成長しているのだろうか、
ということを常に思いながら読んだ一作でありました。

内容証明の作成は内容証明 屋.net

あなたのクリックが励みになります。

にほんブログ村

にほんブログ村

次は「竜馬がいく」なんだろうが、その気力はワタクシにはまだない。