区画整理

わたくしの嫁ぎ先は農家である。といっても、夫の両親がやっているのが実際のところだが。嫁いできたときは田んぼが２０枚あった。わたくしも当然のごとく手伝わされたものである。それがいつの間にか減反や宅地になり、今現在は７枚になっている。（すいません。何反とか、何ヘクタールとかでははっきりとはわかりません。）
田植えも稲刈りも、一日で終わってしまうのである。

我が家の所在している場所は、インターなども近く、ご多分に漏れず、地方都市のインター付近のように、郊外型大型店舗が多数集積している地域でもあり、家の前面に面している道路は、実際の交通量に耐え切れない状況で、長らく放置されてきた。しかし、古くからの家屋敷もあるところであり、区画整理の話もなかなかまとまらず、今まで着手できなかったのだが、来年から、とうとう区画整理が始まるようなのである。

ということで、田植えをするのも今年限り。
義父は今年の田植えが終わった早々に、６条田植え機を農機具役に引き取ってもらった。苗箱（って、わかりますぅ？）も、すでに引き取られる手配済みである。

わたくしは戦力にならず、ほとんど手伝うことなくすごしてきたわけであって、実際のところ、田んぼがあってもなくてもどっちでも結構なのだが、さて、このあたりに水田というものがなくなると、さぞかし、初夏はさびしい風景になるのではなかろうか。きっと夏の気温は２度は上がるんだろう、などと思ったりするのである。
しかしこんな田舎で、これ以上宅地造ってどうするんだろう、という不安もぬぐいきれないのであった。